「怪物」だあーれだ🧌
昨日、映画怪物を見てきました。
俳優さんの演技、作り方、さすが、是枝監督と思える
作品でありましたが、今までの是枝作品と違って、
もやもやした感情が拭えない、ストレスを感じながら
映画館を後にしました。
その理由としては、小学校が大きな舞台となっていたこと
でしょうか。担任の先生が、スーツケースで毎日通う姿や
子供たちの生徒指導に奔走する姿にリアル感がある反面、
学校の閉鎖的組織、いじめに対する対応の仕方など、
「いくら何でもこれはないだろ。」という描写が
いくつもありました。
まず、現代において、いじめの事実があった場合、
映画のような管理職としての対応は
まずできないでしょうし、取り巻く教員もおかしい事
に誰か気づくはずです。
是枝作品だからこそ、観る側も
「今の学校ってこんななんだ。」と、まことしやかに
思ってしまう「怖さ」を感じ、私にとっての
昨日の「怪物」は、これだったのかもしれません。
ここ数日、各都道府県の教員採用試験の倍率は発表されています。
私たちの時代とは考えられない程、低い倍率で
教員になりたいと思う人が少なくなる現実に
悲しくなってきます。
映画「怪物」を観た若い世代が、さらに、
「教員なりたくねー。」と思って、
倍率低下が加速しないことを願うのみです。
「日本の先生たちは、こんなに腐っていないよ!」