福岡彩日記/カラーダイアリー

福岡の親と子の間をとりもつ潤滑油としてのカラー・色彩の話題を綴るブログです。時々福岡の地域ネタ、時々福岡の教育、時々福岡の女性のパーソナルカラーやファッションタイプ、色彩心理にについて書かせていただいてます。

「怪物」だあーれだ🧌

昨日、映画怪物を見てきました。

俳優さんの演技、作り方、さすが、是枝監督と思える

作品でありましたが、今までの是枝作品と違って、

もやもやした感情が拭えない、ストレスを感じながら

映画館を後にしました。

 

その理由としては、小学校が大きな舞台となっていたこと

でしょうか。担任の先生が、スーツケースで毎日通う姿や

子供たちの生徒指導に奔走する姿にリアル感がある反面、

学校の閉鎖的組織、いじめに対する対応の仕方など、

「いくら何でもこれはないだろ。」という描写が

いくつもありました。

 

まず、現代において、いじめの事実があった場合、

映画のような管理職としての対応は

まずできないでしょうし、取り巻く教員もおかしい事

に誰か気づくはずです。

是枝作品だからこそ、観る側も

「今の学校ってこんななんだ。」と、まことしやかに

思ってしまう「怖さ」を感じ、私にとっての

昨日の「怪物」は、これだったのかもしれません。

 

ここ数日、各都道府県の教員採用試験の倍率は発表されています。

私たちの時代とは考えられない程、低い倍率で

教員になりたいと思う人が少なくなる現実に

悲しくなってきます。

 

映画「怪物」を観た若い世代が、さらに、

「教員なりたくねー。」と思って、

倍率低下が加速しないことを願うのみです。

 

「日本の先生たちは、こんなに腐っていないよ!」