働き方改革? 学校現場は危機的です。
先週の木曜日、放課後の教室で新任教員が倒れ救急車で運ばれました。
幸い過呼吸で大したことはないということで一安心なのですが‥
ここ数年、世間の「働き改革」という言葉から
学校現場の働き方改革が表面上取りざたされるようになってきました。
しかし、学校現場で実際に仕事量が減ったかというと‥
ほとんど変わっていないのが現状ではないでしょうか。
それどころか、福岡県は、ここ数年の教員の大量採用で20代の教員が急激に増え、
学校現場は大変です。本校は大規模校ゆえ、新任が毎年2.3人入ってきて、
比較的指導しやすい学校も子供達に落ち着きがなくなってきました。
これは新採さんの責任ということでなく、新任研修の多さと学級経営の大変さです。
それを支える40、50代も公務文書が増え、病休をとる先生も少なくありません。
私たちが新任の頃は、「若い先生は、子供と昼休み遊べばそれでいいよ。」
と言われてたぐらい、のんびりした時代でした。
今は、学級通信だの、保護者へのケガの連絡だの、不登校の子供のケアーだの
学力向上だの小学校でもやることが年々増えるばかりです。
PCの発達のおかげで仕事削減になった部分もありますが、その分、仕事を増やしていった部分も確実に多くなっています。
若い先生に「無理をしないように! 土日に当たり前に出てくるな!」と私はよく話していますが、初めからこんな環境の中で採用された彼らにはなかなか届かないようです。しかし、せっかく教員になったのだから夢を持って仕事をしてもらいたいと思っています。
57歳の私、2週間前に腰の病気の診断を受けた最中、40代の先生の病休により
3日前から急遽その先生のクラスの担任になることになりました。
人のこと心配してる場合じゃないですよね。😰