身の丈で生きるって貧しくない リリー・フランキー
2018年6月16日(土)西日本新聞掲載
昨日の朝刊に リリー・フランキーさんの記事が福岡の地方紙 西日本新聞に掲載されてました。
先日、「万引き家族」を観たこともあり、このタイトルが目について記事を読みました。映画の内容はさることながら、この記事の中で、リリーさんが是枝映画の現場の
空気感について語っている言葉が印象的でした。
「撮影現場は穏やかだけど精度の高い物を作るという
濃密な空気感があって、心地いいし、勉強になります。
いいものを作るって諦めずに丁寧にちゃんとやること。
撮影は日々忘れがちになることを確認しに行くという
感じです。」
これって、教育の現場、カラーリストの現場。
全ての仕事に通じるものですよね。
派手な演出ばかりでなく、当たり前のことをきっちりこなしていく。
私自身、できそうで、一番できていないことなのかもしれません。
このような仕事のスタンスが、パルム・ドール受賞の秘密だったのかもしれません。
また、最後にこんな話も‥ 彼が小学校だった頃の話の中で、
「炭鉱が閉山になり失業する人が多かった。そんな友達の家に行っても
「飯食っていけ」といったくれた。身の丈で生きてる人って貧しくないと思うんです。身の丈を越えた生活をすると四苦八苦する。1丁50円の豆腐を美味しく食べられるのが一番幸せじゃないですか。」
私の中で、リリーさんの書いた本「東京タワー」の1シーンが目に浮かびました。
リリーさん あなたは、我が郷土、福岡筑豊の誇りです。
これからもいい作品を魅せてくださいね。