学校へ行こう!
今日から9月です。
本来ならば1日は始業式ですが、今年は、3日が始業式という学校も多いかと思います。
データ的に見て、10代の自殺が急激に増えるのがこの日です。
そんなこともあって、先週からの1週間、メディアで「生きることの大切さ」
「不登校への理解のコメント」をタレントや学識者が盛んに発信しています。
現代のように、不登校への理解も以前よりは高くなってきて、無理やり登校せるとうい選択ばかりではありません。親も学校も子どもが自殺をしたらと思うと、強く言えないのも本音です。
しかし、学校関係者としては、正直、「ちょっと違うなぁ」と思う節もあります。
いじめが原因の不登校であれば、その原因を探り、学校が解決していけないことは
言うまでもありません。しかし、近年の不登校は、他の原因の方が多くなっているのではないでしょうか?
「なんとなく行きたくない。」「ゲームがしたい。」「行くのが面倒。」
昔だったら、こんな理由であれば「何言ってるん!学校に行くのは当たり前。」
と言って親が行かせたのでしょうが、
今は、親も学校も妙に神経質になっていることを子どもの方が察知し、大人を試している節もあります。
私は、子どもの行きしぶりが始まったら1週間が勝負と思っています。
もちろんケースバイケースもありますが、周りが早い段階で、過剰に気を遣い過ぎて
学校に行くことを子どもの意思に任せ、長引くケースもあります。長引けば長引くほど、学校から遠ざかり、行きにくくなるのは当たり前です。
「学校に行くことはあなたの今すべき仕事です」
とてもシンプルな言葉を子どもに、優しく、明るく語りかけ、送り出してもらえたらと思っています。